この度、第63回日本臨床ウイルス学会を令和4 ( 2022 ) 年6月18日(土)、6月19日(日)の 2日間、大村記念ホール(北里大学白金キャンパス:東京都港区)で開催させて頂くことになりました。
今回は、学会メインテーマを「臨床・基礎・疫学のトリプルコラボレーション」とさせて頂きました。
2019年に新たに見つかった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2021年7月24日現在、世界で1億9,228万4,207人のconfirmed caseと413万6,518人の死亡者が確認されています(出典:WHO Coronavirus (COVID-19) Dashboard)。本学会では、この新しい感染症についての情報を臨床、基礎、疫学の3方向から共有することで、日々の診療や研究、対策に役立てていただけることを期待しています。また、COVID-19の流行で、様々な感染症の発生動向に大きな変化が見られており、今、多くのウイルス感染症に注目が寄せられています。
医療機関、教育機関、研究機関、行政機関、製造開発企業、国民のそれぞれにとって魅力あるプログラムとなるように、プログラム委員の先生方とともに検討いたしました。
2022年6月にCOVID-19の発生動向がどのようになっているのか現時点では想像もつきませんが、ワクチン接種、様々な感染対策が功を奏して、新しい日常が取り戻せていることを祈念して、開催の準備を進めたいと考えております。
学術集会では一般演題発表のほかに、特別講演、教育講演、若手奨励賞セッション、シンポジウム、 教育セミナーを予定しております。
「臨床ウイルス学」というキーワードの元に、臨床、基礎、疫学、製造開発、行政の関係者が一堂に集まり、明るい未来が感じられるような学術集会にしたいと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第63回日本臨床ウイルス学会 会長
国立感染症研究所 (~2022年3月)
神奈川県衛生研究所 (2022年4月~)
多屋 馨子